就活が向いてないことはチャンス!?就職しないメリット・デメリットを徹底解説
希望の会社を見つけ、面接をしたり、履歴書を書いたり……やってはみるものの、なんだかしっくりこない。 自分の本当にやりたかったことはこれなのか? そもそもこのまま企業に就職することが安泰と言えるのか? と悩んでいる大学生は多いでしょう。
就職したくないという自分の気持ちを正しく向き合わないままでいると、「就職したくない」「就活したくない」という気持ちが増幅し、いつまで経っても暗い気持ちが晴れません。自分のその「就職したくない」感情や原因を正しく理解することで、自分自身の気持ちが楽になり、前向きに将来を考えられるようになります。
この記事では、就活が向いていないと感じている大学生に、就職しないメリット・デメリットと、就活以外のおすすめの選択肢を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
就活が向いていない人の特徴5つ
学生時代において、そもそも自分は「就活」自体が向いてないんじゃないか?と思ってしまう学生は多いのではないでしょうか?
この悩みは就活生が陥りやすい悩みのひとつです。就活に向いていないと感じてしまう人はどんな特徴があるのか5つ紹介します。
1.組織や時間に拘束されたくない
上司や同僚、部下との人間関係に気をつけながら、毎日同じように同じ時間に働くことが嫌だと感じる人も多くいるでしょう。会社や人間関係で人生を左右されたくないからこそ、組織で働きたくないと考えている人もいるかもしれません。
また、就職して決まったレールの上をただ走るだけの人生が嫌だという気持ちも、就職したくない原因の一つとなります。
2.志望したい企業が見つからない
日本には数えきれないほどの企業があるにも関わらず、就活が向いていないと感じる学生は「志望したい企業・業界が見つからない」と感じることが多いでしょう。原因の一つとしては「仕事のイメージができない」ことが挙げられます。
また、仕事のイメージがつきにくいことで「将来の自分を想像できない」「仕事をしたくない」と思うようになり、就職に本気で向き合えなくなってしまいます。
仕事内容に興味があっても給与が低い、仕事や給与が良くても通勤距離が遠すぎるなど、妥協をしなければならないことを想像すると就業意欲がなくなってしまう人も多くなります。
3.就職することが不安
「入社しても仕事を続けられるか」「この会社に決めて本当に大丈夫だろうか」など、この現代社会で生きる上で、周りの人の話を聞けば聞くほど、不安は膨らんでいくでしょう。
ここで、不安に対してのストレス耐性が低い方だと、「自分には就活が向いていないのか」と自己嫌悪になってしまうかもしれません。
こういった不安の多くは、「将来」に対してや、自分の将来が見えていない「現在の状況」に対して感じるものです。 「仕事を長く続けられる」「この仕事は自分に向いている」などは、実際に働いてみなければわからないものであり、就職後どうなるかは不透明な部分が非常に多いです。
4.向いている仕事ややりたい仕事がみつからない
学生時代に勉強や、部活、サークル、遊びなどたくさんの経験をしてきたでしょう。 しかし、それらの経験が仕事に直結する人はほとんどおらず、多くの学生は新たに今後の進路を考えることになります。
そのような中で、自分に合った仕事にピンとこず、就職をしたくないと感じる人も多いでしょう。
コロナ過で不安定なこの世の中で就活シーズンに入り、改めて自分が今後何十年と働く仕事を考えてみても、学業や経験が仕事に結びつくわけでもなく、「興味がないのに働きたくない」「向いている仕事ややりたい仕事が見つからない」と感じてしまいます。
5.就活をしたくない
親や親戚、先輩など、周りの人から仕事上のマイナスな話やニュースを聞き、「就職する」「企業に勤める」ことにネガティブなイメージを持っている学生も多いでしょう。
ニュースではブラック企業や過労死問題といった労働問題を多く目にします。 そうした情報に触れているうちに、ますます企業に就職することに対するネガティブなイメージが強くなります。
また、最近の傾向として社会的に働き方の多様化が進む中、「就職して正社員になる」ことに魅力を感じない人も多くなっていきています。
正社員として働くのではなく、より自由に働き方を設計できるフリーランスや起業といった手段に魅力を感じている人が多くなり、わざわざ大変な思いをしてまで就活する意味を見いだせない人もいるでしょう。
就職しないメリット・デメリット
実際に就職しない生き方を選択した場合、普通に就職した場合と比較してどういったメリットがあるのでしょうか。就職よりも大きなメリットがあれば、就職しないと選択する人がいる人もいるでしょう。
ここでは就職しないことを選んだ場合、一体どのようなメリット・デメリットがあるのかについてご紹介します。
就職しないメリット3選
1.好きなことを仕事にできる
就職しないメリットとして、本当に自分が好きなことを仕事にできることがあげられます。
新卒で就職しなければ、日々の生活で自由に使える時間が増えます。大学4年間や就職活動のときでも、やりたいことが見つからない人は多いでしょう。
まず、やりたいことを見つけるにはさまざまな経験をして、その中で好きなものを見定めることが必要です。
一定の時間がかかるので、新卒で就職せずに使える時間が増えれば、自分が本当にやりたいことを見つけやすくなり、ビジネスチャンスとして挑戦してみるのもいいでしょう。
2.時間に縛られない
就職をするとどうしても仕事の都合でプライベートの時間が限られてしまいます。 場合によっては、休日であっても仕事をしなくてはいけないことも多くあります。
このように仕事に縛られてしまうことを嫌って、就職しない生き方を選択する人もいるでしょう。 実際フリーランスの場合、顧客の求める締切にさえ間に合えば、仕事をする時間は自由に設定することができます。
一般的な企業での仕事のように、朝から仕事をしなくても問題はないのです。 例えば、通常の就職をした場合はなかなか病院などに、落ち着いて通える時間を作るのが難しくなります。届け出などが必要になる場合もあるかもしれません。
それに対して、就職しない選択肢の場合は気兼ねなく時間を設けられるのは大きなメリットです。
3.会社員では経験できない貴重な体験ができる
就職しないメリットとしては、会社員では経験できない貴重な体験ができることもあげられます。自分で一から起業した場合は、必然的にその会社の社長になります。
そうなった場合、普通の会社員では経験できないようないろんな体験ができるようになります。もちろんいいことばかりではないですが、その分人生の中でとても良い経験が得られることは確かです。
また若さからの、行動力もあります。その行動力をもっていろいろと起業のための行動をすることで、いろんな経験や学びが得られるという部分もあります。 若いうちでの起業は思ったよりは悪いことではないかもしれません。
就職しないデメリット3選
1.収入が不安定になりやすい
就職しないデメリットとの1つ目は、収入の不安定さです。 新卒で就職しない場合、アルバイトやフリーランスなどになるケースが多いですが、フリーランスの場合は特に、依頼がなければ収入が得られないものです。
その分常に同じ収入を得られるようになるためにはたくさんの仕事をこなしたり、決まったクライアントと長期契約できなければいけません。 よって、正社員よりは収入が安定しないケースが多い点がデメリットです。
しかし、フリーランスでは働けば働いた分だけ収入になるので、同年代の正社員よりも稼げる可能性もゼロではありません。
2.再就職が難しくなる
就職しないことは、再就職が難しくなるデメリットもあります。 フリーターも立派な選択肢であることを紹介しましたが、単に「就職したくない」という理由で、フリーターを続けるのは注意が必要です。
特に理由もなくフリーターを続けていても、スキルや経験を身につけることは難しいでしょう。 また、就職したいと思ったときには、すでに仕事に就くことすら難しい年齢になっている可能性もあります。
ただし、はっきりした目的があって就活しない選択をするのであれば、デメリットの影響も小さくなるでしょう。
3.社会的信用が得にくい
新卒で就職しないと、社会的な信用を得られないデメリットもあります。 正社員として働かないと、クレジットカードを作成できなかったり、物件を契約できなかったりするケースもあります。
社会的な信用という点では正社員より劣るデメリットがあることを理解しておきましょう。
就活が向いていない大学生のおすすめの選択肢5つ
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。
向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。 自分はどんな仕事に適正があるのか参考にしてみて下さい。
1.起業・独立をする
就活が向いていないと感じる大学生は起業をすることをおすすめします。やりたいことがはっきりしている人にとって、就活は回り道かもしれません。
学生のうちにライティングやプログラミングなどの専門スキルを習得しお金を得られるようになれば、必ずしも就活は必要ないと考えられます。
起業をする上で大切なのは市場が求めるものを読み取る分析力や、商品やサービスのセンスなどが挙げられますが、最も重要なのは決断力です。 どれだけ素晴らしいアイデア、企画があっても実現できなければ仕事として成立しませんし、利益を生み出すこともできません。
まずはやってみること、何かを生み出してみることが大切であり、行動することが起業への第一歩です。
2.フリーランスで働く
就活が向いていない大学生には、フリーランスもおすすめの選択肢です。 フリーランスと一口に言ってもさまざまな働き方があり、写真やデザイン、エンジニア、ライターなど自分の得意分野で働くことができます。
フリーランスはいわば個人事業主ですので、仕事をすればするほどにお金を稼ぐことができ、反対に言えば仕事がなければお金を得ることはできません。
スキルがなければ難しい生き方ではありますが、仕事がもらえるだけのスキルが備わっていれば、卒業後にフリーランスとして働くことも充分に可能です。
3.海外留学をする
就活が向いていないと感じる大学生は、海外をするという選択肢もあります。海外留学は、留学語学力が身に付き、新しい文化や価値観に巡り合うことができます。
見知らぬ土地で、さまざまな経験をすることができるため、自分のやりたいことや向いていることが見えてくるかもしれません。
また、就職までの空白期間について企業からたずねられた際にもポジティブな印象になりやすいといえます。 しかし、海外留学は費用も掛かるため、どのようにお金を捻出するかも考えなければなりません。
4.公務員を目指す
就活が向いていない大学生は、公務員になるという選択肢もあります。公務員になる場合は「採用試験→面接→内定」の流れが一般的です。 面接の工程を挟むので、「完全に就活しない状態」とはいえません。
しかし、あらゆる企業にエントリーして何度も面接を受ける、一般的な就活をしたくない人は挑戦してみても良いでしょう。
5.アルバイトをしながら資格を取る
就活が向いていない大学生は、資格を取得するのもおすすめです。
今後のビジネスチャンスで活かせる主な資格は以下に掲載します。大学在学中から取得を目指せる資格もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
・税理士
・公認会計士
・社会保険労務士
・中小企業診断士
・宅地建物取引士
・基本情報技術者
・FP技能検定
・ITパスポート
・日商簿記
上記には、税理士や公認会計士など比較的難易度が高いといわれている資格も含まれています。
しかし、難易度が高いほど希少性も高まるといえるので、取得さえできれば、その資格を活かすことで今後のビジネスチャンスが広がるでしょう。
就職が向いていないと感じた時のやるべきこと
情報を集める
就活が向いていないと感じる大学生は、情報収集をしておくことをおすすめします。
情報収集をおこなうことで、現在の市場の把握や未来予測ができ、意思決定の判断材料を増やせたり、目標達成に不足しているものを知れたりできるため、今後の取捨選択をするには非常に重要な業務です。
まずは、周りの実際に就活しない選択肢をした先輩から、話を聞いたり、就活をせず起業をしてビジネスをしている人から話を聞き情報を集めましょう。
将来設計を考える
就活が向いていないと感じる大学生は、自分が1年後、5年後、10年後どのような生活を送っていたいのか、ライフプランを考えてみましょう。ライフプランを考えたうえで、就職する必要があるのかを判断することが大切です。
結婚や出産、教育、住宅購入など人生における大切な出来事を、想像できる範囲でどのような未来を歩みたいのか詳細に考えてみましょう。 自分にとって理想の生活は何かを考え、理想の生活を送るのに必要な条件や資金を設計することが大切です。
社会人の話を聞く
就活が向いていない大学生は、両親や、先輩、知人など、すでに働いているさまざまな人から話を聞いてみましょう。 楽しいことやつらいこと、やりがいなどを聞くことで、就職することのリアルなメリットやデメリットを知ることができます。
話を聞くときは、正社員や契約社員、フリーター、フリーランスなどできるかぎりさまざまな人から聞くようにすると多様な意見を取り込むことができます。
まとめ
本記事では、就活が向いていないと感じている大学生に、就職しないメリット・デメリットと、就活以外のおすすめの選択肢を紹介しました。
就活が向いていないという気持ちを抑えながら、就職までしてしまってもイメージとのギャップから早期退職に繋がってしまいます。
まずは、就職以外にもどんな選択肢があるのか、情報収集を行いながら取捨選択をし、自分が後悔しない人生設計を立ててみましょう。
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