フリーランスになるには?必要な準備や押さえておきたいポイントを解説

フリーランスとして独立するためには様々な準備が必要になります。しかし、フリーランスになるには具体的に何から始めれば良いのかわからない方も多くいるでしょう。

問題なく仕事を始めるためには、開業手続きや必要書類などの準備に必要な情報を事前に知りたいものです。 本記事では、フリーランスとしてスムーズに始めれるよう、必要な書類や準備しておくもの、フリーランスになるメリット・デメリットを紹介していきます。

そもそもフリーランスの働き方とは?

フリーランスとは、会社などに所属せず、個人で企業などと契約を結んで仕事をする働き方や人の総称です。フリーランスとして働く人には、以下のようにさまざまな業種があります。

・エンジニア
・プログラマー
・ライター
・カメラマン
・翻訳家
・デザイナー 

など、フリーランスは個人で仕事を請け負うため、営業から納品まであらゆることを自己責任で完結させることが求められます。

その一方で、自分に合う仕事内容が選べたり、たくさん仕事を受けるほど収入が増えたりする点が、フリーランスの特徴だといえるでしょう。

フリーランスになる前にしておきたいメリット・デメリット

Group of business people working with laptop at meeting

ここからは、フリーランスとして働くことのメリット・デメリットについてご紹介します。

フリーランスになる前にメリット・デメリットを踏まえた上で「本当に自分はフリーランスになりたいのか」をよく考えることが大切です。

フリーランスのメリット3つ

1.自由な働き方ができる

フリーランスのメリットとしてまず挙げられるのは、スキルさえあれば柔軟な働き方ができること。

会社員のように会社が決めた時間に出社して退社しなければならないなど、労働時間は決まっていません。なかには取引先のオフィスに常駐する方もいますが、多くの職種は自分で働く時間も場所も選ぶことができます。

デザイナーやエンジニア、ライターなどの中には、フリーランスとしてビザを取得し、アジアやヨーロッパの国々に移住して働く方や、転々と海外を旅しながら働く方もいます。 また、子育てや介護のために出来るだけ自宅にいたいという方にとっても、フリーランスは適した働き方と言えるでしょう。

2.成果がでるほど収入がアップ

フリーランスのメリットの2つ目としては、成果がでるほど収入にも反映されることです。

フリーランスでは、1件の依頼で得られる報酬がそのまま自分の手元に入ってくることがほとんどです。成果次第で収入がアップすることもあるため、会社員の平均給料を超える収入を手に入れる可能性も十分にあります。

また、高いスキルや周囲との信頼関係を培うことで、高単価案件や受注量の増加につながり、大幅な年収アップも期待できるでしょう。

3.自分で好きな仕事を選べる

フリーランスの大きなメリットとして、自分で好きな仕事を選べることも挙げられます。もし、「自分とは合わないな…」と思う取引先だった場合は、一緒に仕事をしないという選択肢もあります。

また、仕事をする際は見積もりを出すことで、無駄な仕事を減らすこともできます。同僚や上司と合わない場合、会社員の場合は転職をするか仕事を辞めるかの大きな決断になりますが、フリーランスの場合は、ある程度プロジェクトの目処がたったら、今後は仕事をしないという道も選べます。

そして、休みを自分の好きな時に取れるので、閑散期にお得に旅行ができるのもささやかなメリットの一つと言えます。

フリーランスのデメリット3つ

1.全てが自己責任

フリーランスのデメリットの1つとしては全てが自己責任なことです。仕事の価格決定も、交渉・売り上げも全て自分でしなければなりません。思い切って独立したものの、営業ができず仕事がないと立ち往生してしまうフリーランスも多くいます。

自分の行動・発言に対し責任を負う姿勢を忘れないようにしましょう。 さらに、会社員の場合は社会保険料を会社が半分負担してくれますが、フリーランスは全額負担、年金も自分で積み立てをしないと会社員と比べてもらえる金額に大きな差がでる場合もあるため注意が必要です。

2.収入が大きく上下する可能性が高い

フリーランスのデメリットとして、「収入が大きく上下する可能性が高い」ことが挙げられます。メリットの紹介で収入アップを挙げましたが、逆に成果によって収入額にばらつきが生じる点もフリーランスの特徴です。

仕事を獲得するためには自ら行動する必要があり、月ごとの仕事量が安定しなければ、収入が上下してしまう可能性が高くなります。もし、季節ごとに影響がる業種だとその分収入も大きく変動があります。

そのため、毎月一定の収入を受け取りたい方にとっては、デメリットといえるでしょう。

3.確定申告が面倒

フリーランスのデメリットとして、「確定申告が面倒」なことも挙げられます。会社員であれば会社の担当部署がまとめて年末調整を行い給料計算などをしてくれますが、フリーランスは自分ひとりで本業以外の事務処理もしなければなりません。

そのため、フリーランスとして働く場合、確定申告の帳簿記入や手続きに時間を費やす必要があります。

難しいというイメージがある確定申告が原因で、フリーランスに踏み切れない方もいるでしょう。しかし、最近は会計ソフトで簡単に処理できますので、導入の検討をおすすめします。

フリーランスを成功させるコツ

上記のフリーランスになるには知っておくべきメリット・デメリットを確認した上で、フリーランスを成功させるためのコツもしっかり押さえておきましょう。

情報を集める

フリーランスとしてビジネスをしていく上では、情報を集め精査することが非常に重要です。世の中に落ちているビジネスチャンスや、新しいアイデア、そもそもの仕事を受注する際の適正価格などの情報を、自ら集め見極める必要があります。

しかし、世の中にはたくさんの情報を集めるためのツールや手段があり、「どのツールを利用すれば良いのかわからない」という人も多くいるでしょう。そういった人は、まずは同じフリーランスで活躍している人や企業するための情報が集まっているコミュニティに参加することをおすすめします。

目的に合ったコミュニティに入ることにより、必要としている情報や人脈を得ることができ、これからのフリーランスでビジネスをしていく上で、大きな手助けになるでしょう。

スキルを身につける

スキル・経験が何も無い状態で、フリーランスとして独立するのはおすすめしません。特定の分野のスキル・経験だけでなく、営業も経験して人脈も作った上でフリーランスになる人もいます。

やりたいことがあってもそれを実現するためのスキルや準備がなければその思いは叶いません。

フリーランスとして稼げるスキルが無いという方は、まず通信講座やフリーランスのコミュニティに入り、情報を集め人脈を広げておきましょう。

セルフコントロールを上手くする

フリーランスとして成功するには、セルフコントロール能力が必須となります。

セルフコントロールとは、自己管理のことです。柔軟な働き方がメリットとしてありますが、自己管理が出来ないと仕事量や働く時間など全てがだらしなくなってしまう傾向にあります。

また、タイムマネジメントと同じく、健康管理も自分で行う必要があります。会社員のように就業時間がきっちり決まっているわけではないので、自分の生活リズムを決め、健康診断も定期的に受けることが大切です。

フリーランスになったらやること

1.開業届を出す

フリーランスになるには、税務署に開業届けを提出しましょう。正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」と呼ばれ、開業時以外にも事務所を新設、増設、移転した際にも必要になります。

開業届は個人事業として働く方は提出する必要があり、提出期限は開業日から1ヶ月以内となっているため、注意が必要です。

2.健康保険・年金関係の手続き

フリーランスになると、税金や保険、年金などの支払い出続きは全て自分で行わないといけません。

もし、正社員からフリーランスになる方は、会社員時代の健康保険から国民健康保険に切り替えが必要です。遅くとも退職後14日以内に、市区町村役場で手続きしましょう。

また、厚生年金から国民年金に切り替えることも必要になります。厚生年金は退社と共に脱退することになり、自営業者等が加入する国民年金への切り替えをこちらも退職後14日以内に行わなければなりません。

3.確定申告の準備

フリーランスになれば、1年間の収支を記録して確定申告をしなければなりません。その際には、控除額の大きい青色申告を選ぶと節税できます。

確定申告は2月から3月の間に提出する必要があり、例年ほとんど同じ時期ですが、受付の開始日と終了日が異なるため注意が必要です。

また、開業した最初の年は、開業日から2ヶ月以内に確定申告を行う必要があり、上記の開業届と一緒に提出することもできるため、一緒に準備をしておくと手間を省くことができます。

まとめ

フリーランスは自分の得意分野や好きなことで、時間や場所をとらわれずに活躍できる現代に合った働き方といえるでしょう。

今後もますます注目を集める働き方になる可能性が高いですが、デメリットもしっかり把握した上でフリーランスになるための準備を始めることが大切です。

まずは、コミュニティに入り、フリーランスになるための情報収集や情報交換を行い、独立した後にも活かせるような環境に身を置いておくことが大切です。

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