SNS居場所

SNSでの誹謗中傷 無くすのではなく減らすためのキーワードは「居場所」

SNSの普及により社会はより便利に、より良くなっているはずだが、その裏で起こり続ける誹謗中傷の問題。

例え軽はずみな発言でも人の命を奪ってしまう場合がある。いけないことだとわかっていながら、なぜ無くならないのか?

今は誰もが何かしらのSNSのアカウントを持っている時代です。巻き込まれないためにはどうしたら良いのか、また自分が加害者にならないためにはどうしたら良いのか、身近なSNSに潜む誹謗中傷の危険性とは。

誹謗中傷

誹謗中傷、それは根拠のない嫌がらせや悪口などで、他人の社会的評価を下げるという意味です。

近年、インターネット上で自由なコミュニケーションが可能になった一方、匿名で不特定多数の人が、特定の個人アカウントに一方的に誹謗中傷を行うといった事例が多く発生しています。

特に今では、著名人のSNS投稿に対する読者のネガティブなコメントが日々見受けられ、書き込みをされた人が精神的苦痛を訴えるなど、大きな社会問題になっています。

誹謗中傷をしている人の正体が明るみになると、過激なコメントとは裏腹に、生活態度が全く結びつかないことが多いのです。これはリアルな世界とは違う、SNSにある「没個性化」が関わっているとされています。

群集心理

「没個性化」とは、文字通り個人がその場に埋没して自己の存在感が希薄になることを指しています。この言葉は社会心理学者のジンバルドー氏によって唱えられたもので、人は自分の存在が周囲にわかりにくくなっている時(匿名性が保証されている時)には、自己の言動のをコントロールする能力が低下してしまうとされています。

自己の言動をコントロールする能力が低下することだけではなく、攻撃性が強くなる理由のもう一つに匿名性である事に加えて、「群集心理」が働き、責任が分散されていることが挙げられます。

匿名性と責任の分散で、人は攻撃力が増す

SNSは自分の思いを発信したり、他者のことをより知りたいと思う欲求を満たしたりと、人の繋がりを実感できるツールです。個人を公開している方もいますが、人によっては匿名で、知り合いだけでなく不特定多数の人と、あるいは興味のある有名人と繋がりを求めている人もいると思います。その匿名性と不特定多数の人が集まるところに「群集心理」が働くのです。群集心理が働く人は、他者と同じ行動を撮ってしまったり、雰囲気に流されて合理的な判断ができなくなってしまうのです。1人ではないという、責任が分散されている状態になってしまうことで判断が鈍ってしまっているのです。

つまり攻撃性が増してしまうのは、匿名性と群集心理が働く事による責任の分散が起こる事にあります。

SNSの誹謗中傷では、匿名性により1人のコメントが群集心理によって広がります。それが負の連鎖を呼んでしまうのです。

誹謗中傷してしまう人の心の状態

SNSでは、「承認欲求」を満たそうとする一方で、他者との比較による劣等感や嫉妬心が生まれやすい場所でもあるといえます。特に有名人の投稿などは、非日常的なものも多く、嫉妬心から誹謗中傷に至る人もいます。また、一般の人に対しての誹謗中傷はその人よりも優位に立っていたいという欲求の場合もあります。

現在ではコロナ禍というリアルな世界のストレスのはけ口として、匿名というSNSの場を利用する人もいます。少し前に流行った「自粛警察」もそうです。SNSで外出している人などを見つけて攻撃するという歪んだ正義感をSNSで発信する人も少なくはありませんでした。

意見と誹謗中傷は違います。人は誰でも認められたい生き物なので、劣等感やストレスなどで感情的になってしまうこともあると思いますが、そんな時は一度俯瞰的に自分を見つめ直し、時間をおいて考えてみましょう。便利で使いやすいSNSは場合によっては相手を傷つけてしまう強力な武器にもなってしまうのです。

誹謗中傷がない環境

誹謗中傷をなくすことは難しいかもしれませんが、減らすことはできるでしょう。

Spinningでは、そういった誹謗中傷という社会問題を減らすべく、実名登録や本人確認の機能がつけられています。

実名登録がされている場合まず相手のことがわかります。例えば同じ関心軸の人があつまるコミュニティができ、お互いの名前や顔がわかる事によって、攻撃する理由がなくなってしまうのです。むしろ、同じ関心軸を共有できるという心理的欲求を満たすことができるので、そこには安心と自由な空間が出来上がります。

また本人確認が認証されるまで、チャットはできません。

人は弱い生き物なので、自分を守るために相手を攻撃してしまうのは仕方ないことなのかもしれません。ただ、自分を満たせる場所を見つけることはできます。フォロワーが多いことや認知があることなどは確かにひとつの指標になるかもしれませんが、その人たちもまた自分たちのコミュニティを持っています。皆さんも自分を満たせるようなコミュニティに所属しましょう。

もうすでに見つけている人は、見つかっていない人を誘ってみてください、こういった繋がりが少しずつ増えることで、世の中から誹謗中傷が少しずつ減るはずです。

あなたに必要な居場所が必ず見つかります。

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